2012年11月26日
「情報の呼吸法」を読みました
今回読んだ本はこちら。
【送料無料】情報の呼吸法 [ 津田大介 ] |
今いろんな手法的なものを読むのが好きなモードなので、その流れで購入してみたのですが、ノウハウを伝授するというのではなくて、津田大介という人物がどのようにして情報を循環させているか、その考え方なんかが紹介されている本でした。
そういう背景を経て今に至るのか~と。
より具体的で分かりやすかったのは、最後に収録されていた東浩紀氏との対談。
「今」の政治のあれこれもあって、突き刺さったのが
民意の可視化
という部分。これが実現したら、政治家というものの質やあり方が大きく変わるだろうな。選挙のとき、誰を選ぶかっていうのが最大の問題になるけれど、今は数のパワーバランスばかり報道されて、結局政策にライトがあたらない。でも、民意の可視化画出来るシステムがあれば、本当の意味で、「民意に目を通してくれる人」、そういうリテラシーを持った人を選びたくなるよね。それはマスコミがどことどこがどうしたことしたしか報道しなくても、おそらくそのスキルやリテラシーはSNS上などに現れてくる。大衆はそれをフォローして見ていればいい。
権力とは違うものが大きく意味を持ってきそう。
議論の場でも、こういうことを考えているのはこの地域のくれくらいの層だ、というのがデータとしてもハッキリするから、外部の活動家による煽動が起こりにくいのではないかな、とか。
アメリカは長い時間とお金をかけて大統領を選ぶけれど、日本はなんだかんだとコロコロ変わる。でもだったら、誰がなっても民意が届く仕組みさえしっかりしていれば、最低限の部分で国民は裏切られる可能性は減るんじゃないかな、なんてことをつらつら思いました。
政治メディア、できたらいいな。
中に登場していた「一般意志2.0」も読んでおかなくちゃ!
【送料無料】一般意志2.0 [ 東浩紀 ] |
投稿者 suzumari : 2012年11月26日 14:13