2012年06月17日
「絶対受注名刺」を読みました
最近の朝リーディングはこちらでした。
24人に1人 渡すだけで仕事が取れる「絶対受注名刺」 | |
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少し前にFacebookつながりということで、同い年の飲み会をやりまして。そこに参加されていたのが、もじゃもじゃこと、福田剛大さん。
名刺をいただいたら、まぁまぁなんてユニーク!
そこには福田さんの情報や思いがぎっしり詰まっておりまして、つまりすぎてて名刺リーダーではおいそれと読めない構成なんですが(笑)
でもね、思ったんですよ。
ああ、これ、私が以前から思ってたことそのまんま実現されてるわ!
って。
いうなれば「おしゃべりな名刺」なんですね。名刺が勝手にしゃべってくれるんですよ。本人が姿を消しても、何処の何をする誰っていうのが、全部分かる。何の専門家で、何が得意で、っていう、よく聞かれることが全部嫌みなく書いてある。
以前から、ただ「連絡先が印字された紙」という名刺には疑問があったワタクシ。
初対面の背広の方10名と連続して名刺交換してみたら分かります。
あとで誰の名刺か分かります?
いくら目をみて、名乗って、作法通り丁寧に受け取っても、3人も過ぎれば、すでに誰だか分からなくなります。誰の名刺か分からなければ、ただの文字にすぎません。
せめて、顔と名前くらい一致するような配慮が欲しいと思っても、まずないですね。
当然、あとから見返すこともないわけです。なぜなら、すでに誰のか分からないので。
名刺交換したあとのリアクションを思い起こしても、なかなか盛り上がることってなくないですか。
「初めまして」
「初めまして」
「**会社の方なんですね」
「はい」
「ご専門は?」
「***です」
「そうなんですか~」(聞いてもさっぱりわかんないやw)
「……」
「……」
的な。
逆に、いきなりガツガツ自分のことばかり説明されても、「そんなに売り込まれても~!しらんがな~!」とどん引きします。
直接渡せるのに、違和感なく受け取ってもらえる貴重なデータなのに、すぐに捨てないという特典があるのに、そこにあるのは連絡先のみ。いいのかそれで?
と思っていたわけです。
この小さな紙に、工夫次第でチラシ級の情報を詰められるんじゃないかと思いながら、とりあえず自分でできていたのは、顔写真を入れるくらいなんですけどね。
自分が名前と顔を覚えられないタイプなので、せめてそこだけはという配慮です(苦笑)
で、そういうもろもろの疑問がすべて解消されていたのが、福田さんの名刺だったというわけです。
そこに至るまでの話や、なぜそうしたほうがいいのかというのが、優しく語られているのが、「絶対受注名刺」という本。タイトルにかなりインパクトありますが(笑) でも書かれていることは、非常に納得のできるものばかり。確かに確かに!と膝をポンポン叩いてしまいます!
おかげで、自分に足りなかったものをたくさん見つけることができました。
分かってくれないんじゃなくて、分かってもらいやすい配慮、伝える努力を怠っていたといえます。
「使命→氏名→指名」の法則
なんて、わぉ!って感じです。
名刺を作る前に必要な、自分の棚卸し方法も紹介されています。
難しいフレームワークは必要ありません。
大企業の一員という方にはあまり向かないかもしれませんが、孤軍奮闘される中小企業の方、仕事をする上で、もう一度原点に立ち戻りたい方、新規顧客を開拓したい方、長くつきあえるクライアントを獲得したい方には必読の一冊です。
投稿者 suzumari : 2012年06月17日 10:26