2012年06月05日
「楽しいみんなの写真」を読みました
楽しいみんなの写真 -とにかく撮る、flickrで見る。ソーシャルメディア時代の写真の撮り方・楽しみ方 | |
いしたにまさき 大山 顕 ビー・エヌ・エヌ新社 2011-10-25 売り上げランキング : 20916 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
昨日、書店に行って気になったので買ってみた1冊。
これまでにみたことがない写真の本でした。
上手に撮るにはどうしたらいいかとか、構図はどうするとかそういうものじゃないんですね。一言でいうと、
「ソーシャル時代に、肩の力を抜いて写真を楽しめるようになる本」
といえばいいのかな。
いしたにさんの写真共有まわりの解説もなるほど~!と膝を打つ部分が多くて面白いんですが、写真家の大山さんのワークショップのくだりが非常に楽しめました。思わずホロリとしちゃったりして。なぜ写真の本でホロリなのかとw
ワークショップで語られた「自分探し禁止」というくだりもよかったな。
たまに「良い写真が撮れるようになるにはどうしたらいいんだろう? てか、良い写真とはどういうものをいうんだろう?」とフト思うことがありましたが、ワークショップの話を読んでいくと、「良い写真」といいつつ、実はそこを通して「自分がどう見られたいかに固執していること」に気づかされます。「かっこいい、スゴイ写真を撮る人と思われたい」とかね。そういう気持ちで「被写体選び」をしていることに気づかされるのです。
そうすると、「***な写真の撮り方」にこだわるとか、フィルタにこだわって「**風」にして悦に入るとか、そういうのも楽しみ方の1つとして悪くはないんだけど、そこから出ることはできなくなるな、って思えるようになるんですね。
いやーおもしろかったです。
投稿者 suzumari : 2012年06月05日 15:24
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