2010年08月14日
自分の「好き」が分かるとき
昔からトイカメは好きだったし、ハーフサイズカメラも好きだし、クラカメも好きだし、LOMO LC-Aでもよく写真撮っていたし、AGFAのフィルムとか好きだったし、ノスタルジックなテイストが大好きでした。
長いこと現像に出すのを忘れていて、変質変色しちゃったフィルムから生まれたどーでもいい風景の、どーしようもなく破綻した色合いとか、そういうのも大好き。
それを三井さんの写真集「iPhonegrapher―写真を撮り、歩き続けるための80の言葉」をみていて思い出したのです。
記憶がよみがえったような、腑に落ちる、というより、今は「腑に落ちる寸前」といった、不思議な感覚を味わっております。
さらにデジタルカメラで撮った写真の「現像」というものが、いまいちピンと来なかったんですが、iPhoneで撮影してアプリで加工してるうちに、これもまた、「あー、そうかこれか。これだよね」的な感覚になってきました。
Photoshopでやってるときは意味がよくわからなかった「マスク処理」を、Fireworksでやったら意味わかった(簡単に出来た)あの瞬間の喜びに似ています(爆)wwww
たぶん、好きなものが少しずつハッキリ見えてきたからだと思うんですけどね。
好きなものを具現化するのに、あれはおかしいとか、その方法はヘンだとか、ないよね。
「RAWで撮影して現像」ってやっても、なにやってんだか自分でよく分からないと思っていたのは、結果が好きじゃなかったからなんだろうな。
ソフトを巧みに操る技術や、感性の問題も大きいと思いますが(苦笑)
好きな世界が“手に入れられれば”、方法なんて、どうだっていいじゃない?
そういうことかしら?
現像残像2 posted by (C)すずまり
アート的なものはよくわからないけど……。
万人が合格点を出してくれる写真なんて、たぶんないんですよね。
一番大事なのは、それを自分が好きなこと、愛せることなんじゃないか、なーんてことを考えてみたり。
どれだけやっても飽きない世界。それが多分自分の世界ですね。
自分の「好き」が分かってくると、楽しいですね(^^)
いろんなものを撮りたくなってきました。
てか、その世界が徐々にハッキリしてきてるんですけどね。
いろんなところで、そのキーワードがつながってきているような感覚があります。
どうかそれが実現するまで、くじけませんように(苦笑)
# 飽きませんように、というのが正しい表現かもしれない……。
投稿者 suzumari : 2010年08月14日 15:58