2010年07月19日
読んだ本「産科女医からの大切なお願い」
産科女医からの大切なお願い―妊娠・出産の心得11ヵ条 | |
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美容本をあれこれ物色していたら(笑)、巡り巡ってたどり着いた1冊です。
眠いので気分転換に、と手にとったら、ガーッと読んでしまいました。
心得というものは、その瞬間になって慌てて知ろうとするものではなく、早くから情報として仕入れておくことで、思考や選択の助けになり、意味があるのですよね。そういう意味で、なーんでこの手の本がこれまで自分の目に触れなかったんだろうか、と思った1冊です。(2009年11月が第1刷なんですけど。もしかしたらあったのかも? でも届くタイトルってのも大事ですね)
「妊娠してから読む本」ではありません。「妊娠するための本」ではないです。また、「体の仕組みを解説する本」でもない。ノウハウ本でもない。でも知識として大事なことを網羅していて、知っておくと何かと安心できる本。つまり「心得」ですね。男女問わず、全員が目を通しておいたほうがいいのではと思わせてくれました。ちょっとした情報なのに、知らなかったことで、母体と胎児の両方を危険にさらす可能性もあるわけです。知らないほうが悪いんですが、キーワードすらなければ知りようもない、情報との接点も生まれにくいですからね。命に関わるテーマなので、まずはご一読を!というわけです。最低限、女なら読むべし!とも言えます。
「そんなこと今更言われなくても知ってるよ」と思いたくなる部分もあるけれど、間違った“都市伝説”を信じているケースも多いらしいですよ。特に避妊に関する思い込みのくだりには失笑するしかないものも。
産科医療の現状や、なぜたらい回しにされる妊婦さんがでるのか、なぜ受け入れてもらえないのか、といったことについても触れられています。
読者の年齢・性別に制限はありません。産んだ産まないも関係ないようです。
体が妊娠可能になったら、もしくはサカリがついたら必読!みたいな。
女子なら中高生から必読にしたほうがいいような気もします。
読んでおくことで、心ない一言を発し、誰かを傷つける可能性も減るかもしれないですよ。
投稿者 suzumari : 2010年07月19日 21:06