2010年01月10日
悪質商法:HP作成ソフトリースで法外な料金 被害が多発
[ 日本のニュースから ]
悪質商法:HP作成ソフトリースで法外な料金 被害が多発 - 毎日jp(毎日新聞)
「ホームページ(HP)を作れば売り上げが上がる」。HP作成会社がこんな触れ込みで、中小事業者とHP作成ソフトウエアのリース契約を結び、法外な料金を取る悪質商法が横行している。京都では訴訟に発展し、作成会社が全額返還に応じたケースも。電話機リース商法が下火になったのに伴い相談件数が増加しており、被害対策に取り組む弁護士らは「電話機からHPに狙いを変えてきたのでは」と警戒している。
こんなん、とっくの昔からありますよね! 報道遅すぎの感あり。
私の場合、二人の知り合いが「F」で始まる同一の会社に泣かされました。
訴訟にできる体力のある会社ならいいですが、Webを知る担当者のいない個人系はなんかおかしいと思っても、問題点を明確にできないのでただ泣き寝入りです。
私が見たケースではこんな特徴がありました。
- Web担当者がいないような、つまり専門的なことは全く分からない小さな企業を狙ってWeb制作サービスを持ちかける
- サービスパックと称しながら、CGIや地図作成は別途有料などといって、オプション代金をどんどん積み上げる
- 関係ない無停電電源装置などもついでに買わせる
- パソコンもリースしようとする
- 見積もり書をよ~~~く見ると、了承していないオプションまで追加されている
- 営業担当者は短時間に難しい言葉を次々と並べたてて相手を混乱させ、最後ははんこをつかせる
- 残された説明資料は幼児の落書きみたいな紙1枚なので、あとから誰が見ても何が説明されたのかわからない
- 契約と関係ないサービスの資料は立派なものをおいていく
- 契約が終わると営業は異動になるらしい
- サービスパックの内訳が不明瞭なので資料を請求しても明らかにしない。「Web制作パック10というサービスは、Webページを10ページ制作することだ!」と言い続ける
- 説明資料を求めると、営業が伺って口頭で説明すると言い張る(つまり言ったことを絶対形に残さない)
- 制作代金の見積もりはするが、なぜか支払いが月額2万円の5年契約というリースになる
- Web制作ではリース契約ができないので、といって「これでホームページを更新できます。これがリース契約の代わりです」といってCDを置いていくが、中を見ると関係ないチープな住所録ツールだったりする
- 高額の見積もり額を提示してから、でも月額2万円で……という流れなので、分割払いになるから支払いが楽になると思い込ませる。このため、契約後「リースを選んだのはそちらだ」と主張する
- しつこく呼びつけて説明責任を問い続けると、ある日突然異動になる(笑)
- リース契約なので、Webページの出来や納品とは関係なく、期日がくれば自動的に引き落としが開始されてしまう。
- 最終的にごく普通のWebページ10ページ制作するのに5年かけて200万円ほど請求されることになる。(サーバレンタル料などはまた別に契約させられている)
- 一旦リース契約を結んだら、絶対解約はできないの一点張り
- 「詐欺まがい」というと「出るところに出る」と言い出す
相手は丸め込んでお金を巻き上げるプロといっても過言ではないですね。
こちらはゴネのプロになるしかありません。でも普通はそんなヒマない。。。
こういう代金の価値って、判断が難しいところではありますね。自分が本当に納得すれば別に構わないと思います。例えば10ページで200万円という代金にその価値があるなと判断すれば問題ないわけです。
でもなんかおかしいな、納得できないな、と思ってもやもやした状態はよくない。そんなときは「分かる人に相談してから返事する」といって、その場で絶対契約書にサインしないことです。ただ、そういっても説明を止めないようですから、何がなんでも断る。これしかありません。
投稿者 suzumari : 2010年01月10日 15:08
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