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2008年06月24日

秋葉原事件の被害者撮影 モラル論議が巻き起こる

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J-CASTニュース : 秋葉原事件の被害者撮影 モラル論議が巻き起こる

自分ならどうしただろうと以前から考えていたことそのままの話だわ。
昔、マスコミが事件の被害者にマイクを突きつけ、「お気持ちは!?」などと叫んでいた映像をよく目にしたけれど(最近もそう?)、報道することが仕事であるいう名目があった。個人の場合はどうなんでしょうね。すでにブロガーと報道関係者の境界線もあいまいになっている気がするし。でももう止められない流れ。

実際、TVでは、居合わせた人が撮影した犯人の写真などが映し出されていましたよね。高速道路の事故や、火災などでも、一般人の携帯電話などで撮影された映像が使われることがある。むしろマスコミが情報提供を呼びかけているフシもある。

たぶん逆の立場になって初めて不謹慎だと感じられるのでしょう。自身の事故を目撃した人が、いきなり携帯電話をかざして、血を流して倒れている自分の写真を撮り、イソイソとどこかに送信している様子をみて、「報道ごっこ中なんだしね。彼らには関係のないこと」と思えるか否かかな? でもそれだけなんだろうな。シーソーのように、立場が変われば感じ方が変わるだけ。

今の考えの中で言えるのは、そこに映し出されるのは、自分と同じ人であることを理解し、せめて被写体の痛みが分かる、血の通ったカメラマンであってほしいな、ということかな。

一般市民による撮影に価値が生まれることもあるため、すべてを否定するものではない。しかし、カメラを向けられることで、深く傷つく人がいるという事実をしっかり頭に刻みこんだ上で、ごっこするのかどうかを考えるのが大事では。自分が知らぬまに誰かを傷つけている可能性は無視できませんよ。これまでは本職の報道関係者だけが認識していた報道に関するモラルや問題を、一般人もきちんと認識しておかなくてはならない時代になったということですね。

投稿者 suzumari : 2008年06月24日 22:46

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