2008年01月05日
弱者は正義ではないけれど
最近気がついたです。「国家の品格」は面白いと!(今更で恐縮です!)
以前席を譲ってくれないと嘆く妊婦さんの話題に触れましたが、どうあるべきかを知る手段が「国家の品格」にあると感じました。
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極端な記述も多々ありますが、「だめなものはだめ」な話、「論理の出発点」の話など、非常に共感をよぶ箇所が多数ありました。日本人として大切に持ち続けたい精神論がそこにあるのです。途中、カルヴァン主義がどうの、予定説がどうの、経済論がどうの、という記述がでてきますが、「そういうのさっぱりわからないから……」と諦めずに、そのままサラリと読み進めてみましょう。個々の知識がなくとも、全体として理解できるよう、後ですっきりまとめてくれています。さすが、その点は論理と情緒を備えた数学者!
「弱者は正義ではない」けれど、弱いものをいたわる、卑怯を憎む気持ちは論理や理屈ではなく、道徳感として叩き込まれるべきなのよね。 親がその精神を失っていたら、子供にも伝わらないし、結果的に老いた自分たちにその報いが返ってくる世の中になっちゃう……というか、なってるのが今だと思いました。まだ読んでいない人、親になる人にはぜひオススメしたい一冊です。
個人的な感想としては「女性の品格」よりも面白いですよ(^^;
あてくしは「国家の品格」を読んで、「日本人とは?」と考え、勢いでこんな書籍に飛んでしまいました。
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飛びすぎだよね~~(^▽^;)
新書じゃないし、いつ読み終えられることやら。しかも、ノートとりたい気分にさせられています。
投稿者 suzumari : 2008年01月05日 01:29
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