SUZUMODE

基本的には、健常者も障害者も平等であるというのであれば、双方が配慮をすべきだと思っています。
障害者はやってもらうのが当たり前という態度をしてはいけないし、健常者は見てみぬフリもいけない。
等しい権利、平等ってそういうことかと。

今回のケースでは「何かあれば自分たちが責任を取る」って食い下がったようだけど、何かあったときはイメージダウンによる減収は避けられないし、そこまで想定していないところに、あえて言うならば障害者の「身勝手さ」が見えると思う。

この施設、一度ちゃんと普通に受け入れてるって点を見逃しちゃいけないと思うんだよね。
だから根本は差別意識のない施設だと思うんだよね。
そのあとどんな検討がなされたか触れられてないんで、安易な方向に流れたのかどうかはわかんない。

こういう問題って、神経質になればなるほど溝が深まってるような気がする。

この手のニュースって、結局のところは「報道する側の心持ち次第」で善にも悪にもなっちゃうってのがミソ。
本人達にとっては「高尚な問題提起」であっても、言われている方からみたら「ただの言い掛かり＆営業妨害」となっている可能性もアリ。

そして、最後は「その報道を目（耳）にした人」達が「どう客観的に受け止められるか」という事でしょう。
特に最近の報道には「平等性・公共性」ってのはありませんので :-p
「少しマトモ」と言えるのは、NHKと日経くらいじゃないかな。
でも、NHKも「リレーって何ですか？」事件なんかが有名だしなぁ。
（「NHK リレーって何ですか？」でgoogle様に訊くと出てきます）

この手の話題って、最後は「抗議」という「対決姿勢」になってるところがすごく気になるんですよね。
不平等だ！と抗議されたら、この場合の平等は何によって成り立つのか？って考えるんですよね。すごく一方的なイメージが強くなっちゃうんだよなぁ。
まぁこれも報道する側の表現によるものであって、本当のところは「お願い」だったのかもしれないけど。

つい先日、甲州街道を挟んだ交差点で信号待ちをしていたら、自転車に乗った人が反対側にわたるために待ってたんだけど、その自転車の後輪にぶつかる形で車椅子の男性が直進してきたんだよね。

自転車の人は後ろ見えてないから、車椅子(押してる付き添いの人もいた)の人に自転車たたかれるまで気づかなかったんだけど、ドンドン！と自転車の後輪たたかれて振り返ったら、車椅子の男性が手でシッシッ！ってやったのね。意図的に道をふさいでいるわけでもなく、単に道を渡りたいからそこにいただけなんだけどね。自転車も。

傍目にみれば「俺が通るのにお前の自転車が邪魔だ」というジェスチャーにしかみえんかった。うがった見方をすれば、「自分は車椅子の障害者なんだから、お前が先にどくべきだ」とも取れた。だから横柄な人もいるもんだなぁと思ったさ。

ちょっと通して～くらいのアクションなら、あ、すまんねーってどいてくれるかもしれないけど、シッシッてされたらざけんな！って思うかも。

今回の話題の「抗議」にはそれに近いイメージを抱いちゃったんだよねー。