SUZUMODE

「あのー、うちの6畳なんですけど」
「ええ。なに!?どうしたの？」
「ベランダの方角に向けて、傾いてるようなんです」
「ええっ！ほんとうに？」
「そーなんです。大丈夫かなと思って・・・」
「・・・困ったわ～うち、古いでしょう？　今更修理するわけにもいかないしねぇ・・・建替えるとなると一千万じゃすまないだろうし・・・」
「生活できないわけじゃないんですけど、地震のときとか大丈夫かなっておもうんですが」
「大丈夫じゃないわ～！」

やっぱり？　（⌒▽⌒；

その後築年数を確認したところ、1階部分はなんと40年！　2階部分はあとからの建て増しだけど、それでも20年は経過してるらしい。しかも、大家さんの部屋も、いつも同じ方角にモノが転がっているというじゃなぁ～い？

私が住んでる2階部分の下は部屋だけど、もう使われてない部屋だとか。だから万が一潰れておちても大家さんを押しつぶすことはないだろうけど、にしたってさーやばくない？(苦笑)

「地震のとき2階から逃げるために縄ばしごつけたほうがいいかしら！　降りられるように庭広げたほうがいいかしら！　軒を伝って逃げられるかしら～・・・なんとか逃げられるようにしなくちゃいけないわよね！」

そのとき、すでに2階建てじゃないかもしれないので～(^^;;;

「いざというときはあたくしのことなどキニシナイで逃げてくださいね！　あたくしはもう地震がきたらそのまま死んでもいいと思っているのよぅ～」

なんてことを言い出すかな大家さんは!!

「そんなことできませんよ！」
「いいのよ～あたくしのことは。それよりもご自分が逃げてくださいよ」
「じゃぁ、噂の38インチのハイビジョンテレビだけいただきに行きます(笑)」
※大家さんは最近巨大なハイビジョンテレビを買って、ケーブルテレビでBS見てるらしいけど、使い方がよく分からなくて困っているらしいのだ。

「あははははは！　あのテレビねぇ！　んも～あたくし買ったはいいけど全然使いこなせなくてねぇ～でもそんな冗談言っていられるうちがいいわよねぇ。ごめんなさいねぇ。ほんと、うちは古くてねぇ。あのとき建替えておけば良かったわ・・・(大家さんやや遠い目)」
「ま、なるときはなるようにしかなりませんし！　とりあえず状況だけお知らせしておこうと思いまして」

つーわけで、一応報告完了。

土台から建替えるしか道がないのはわかっていることだしな。ある意味ハイリスクではあるけれど、賃貸だし、この土地でこの値段でこの広さはほかにないので、別に目くじら立てて引越してやろうとは思ってないのだ。

ただあの傾きをなんとか補正する方法はないものかと考える昨今なのであります。腹筋と背筋を鍛え、このマジックハウスになじむしかないね(^^;