2005年03月08日
おば vs 姪
文字の渦に巻き込まれてウトウトしていたら電話が鳴った。
出ると妹。
そういえば昨日から出産のために帰省してたんだった。
「ゆかりにかわるねー」といって、受話器をわれらが姪っ子ゆかりさん(怒涛の3歳児)に渡す。
<ROUND 1>
「もしもし~」
「おっきいねぇね~ゆかりだよ~」
「ゆかたんこんにちは~!元気にしてた?」
(問いかけは軽くスルー)
「あのねーあのねー」
「なぁに?」
「おっきいねぇねは早くこっちにきなよ~!そしてアイちゃん(大切にしている赤ちゃん人形の名前)の靴を(トイザらスに)買いにいこうね!」
「えーっ。おっきいねぇねが買うのー?」
「あのねーあのねーゆっこばーちゃんにアイちゃんの靴買おうねって言ったらね、お金がないから買えないって言われたの!」
(こっちもあっちも爆笑)
「そっかぁ! でも困ったなーおっきいねぇねもお金がないよ。どうしようか」
「・・・・」
「ねぇ、ゆかたん、どうする? おっきいねぇねも買えないよ!」
「ママに代わるね!」
都合が悪くなるとわからない振りをしてすぐ母親にバトンタッチだ(苦笑)
妹が出て、実家に帰るとおっきいねぇねがトイザらスでおもちゃを買ってくれるもんだと決めていると教えられた。彼女の中ではもうそういうことになっているらしい(^^;; ばーちゃんがだめならターゲットはおばちゃんなのだ(笑)
「おっきいねぇねも買ってあげないって言ってみ!」
「ゆかたーん、おっきいねぇねも買ってくれないんだってよー!」
「代わって代わってー!ゆかりに代わってー!」
<ROUND 2>
「おっきいねぇね!」
「なぁに?」
「あのねーあのねー、ここにねーアイちゃんもいるの。アイちゃんも連れてきたんだよー。それでねーアイちゃんがね、靴ほしいんだって!」
なんと! すでに自分以外のものの代弁者となってみることを覚えている(爆)
「えー? アイちゃんもいるのー?」
「そーだよ! アイちゃん靴かってほしいって言ってるよ!」
「でもアイちゃんお靴持ってないの? 持ってるでし・・・」
「やったー!」
ガーン(;゜Д゜)
持ってないの?と聞いた→それは気の毒からおっきいねぇねが買ってあげましょう
そう答えるであろうという図式が彼女の中に勝手に出来上がったらしい!!
そういう頭の回転はいりませんから!
「ゆかたん? ゆかたん? ゆかたん!!!」
呼びかけても答えない。なぜならすでに受話器を放り出して、あちら側で買ってもらえる喜びをアピールしていたからなのだ。
「やったー! やったー!」
声が聞こえている…_| ̄|○
妹が受話器を取った。
「なんかすっかり買ってもらえるつもりでいるんだけど」
「買うなんて一言もいってないんだけど」
お互いに苦笑しているとまたゆかたんが受話器強奪。
「おっきいねぇねーアイちゃんの靴かいにいこうねー!」
「ゆかたん、あのね、お・・・」
「やったー! アイちゃんの靴買いにいくんだよねー!」
「これからおっきいねぇねがいうことをよーく聞いてほ・・・」
「アイちゃんの靴~!」
そう叫びながらまた声が遠くなっていった。
おっきいねぇねったら、ちっとも話を聞いてもらえません・・・_| ̄|○
また妹が出た。
「ぜんぜん話聞いてくれないんだけどさぁ。条件出そうとおもったんだよね。みんなのいうことをよく効いて、あたしが言ったときあんたにちゃんといい子にしてたといってもらえたら、買ってあげようかなって言おうとしたんだけど、ききゃぁしねぇ!」
「聞かせてみるか」
「また代わってよ!」
「ゆかりーおっきいねぇねのお話をよーく聞かないとアイちゃんの靴買ってくれないってよ!」
「お話きくのー。ふぅーん」
<ROUND 3>
「もしもしおっきいねぇね!」
「ゆかたん、これからおっきいねぇねがいうことをよーく聞いてね」
「わかったよ」
「ママとゆっこばーちゃんとゆりねぇねとじいちゃんのいうことをよーく聞いて、いい子にしていられる?」
「うん!」
「そしてねぇねがそっちに言ったとき、ママにゆかりはいい子だったよ、って言ってもらえたら、アイちゃんの靴を買ってあげようかな。わかった?」
「・・・・」
「もしもしー? ゆかたーん? もしもしー?」
すでにその場にいなかった・・・_| ̄|○
そして声が聞こえてきた。
「ママーゆかり、おっきいねぇねのお話聞いたよ~?」
「おっきいねぇねの言うことわかった?」
「わかったよぅ」
声が受話器に近づいてきた。
「そんじゃ何ていってたかママに教えて?」
「んとねーんとねーママとーおっきいねぇねとーゆりねぇねとーそんでーえーとぉ
忘れちゃった♪」
あなたそれ違いますから! 最初から人の話聞いてませんから!!(⌒▽⌒;
話を聞きなさいといわれて、まじで耳を貸しただけである。恐ろしい! 末恐ろしい!!
世の中には自称「小悪魔」ってのが発生してるようだが、ここに子悪魔が!!!
「忘れちゃったじゃないでしょ! ねぇねのお話聞かないとだめでしょ!」
「・・・・」
やっぱりその場にいないんですが。(-_-)
また妹が出た。
「ねぇ、ゆかたん、ぜんぜん人の話きいてねぇよ」
「がははははは」
「末恐ろしいぜまったく! もう絶対買ってやらないっていっといて!」
「ゆかりーおっきいねぇね、買ってくれないっていってるよ!」
「ふぅーん。ねぇゆっこばぁちゃーん!」
「なんか、ターゲット、また変えたらしいよ」
「あそぅ…」
今度から子供の目線で戦ってもいいですか!!。。・゚・(ノД`)・゚・。
投稿者 suzumari : 2005年03月08日 21:39
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コメント
がははははは!
しっかしここまで頭回転させてるかと思うとびっくり。
あてくしも容赦しないわ!
今度あったら絶対ねだられるんだけど
本気でこっちもダダこねてやろうかと思ってるさ!(笑)
投稿者 ま : 2005年03月08日 22:49
戦え、戦うんだ!!子供に容赦はいらねぇ!
だってやつらはいつだって本気だ!
投稿者 ゆ : 2005年03月08日 22:42