SUZUMODE

手始めに笹塚駅から徒歩７分の戸建ての２階へ。
自分でも内見の後見に行ってなかったんで、ちょっと新鮮だった。ストップウォッチの計測により、７分４９秒と判明。でも商店街を抜けるので、時間の感覚が鈍くなる。だからすごく歩いたという感じがしない。改めてベランダ側から眺めたり、玄関を見たり。

ひとしきり見た後、駅に戻り、隣駅の幡ヶ谷へ。
先日渋谷の不動産屋で仮申込した、まだ入居中だという幡ヶ谷駅から徒歩４分の物件を目指す。途中にあるコンビニや喫茶店、さまざまな店をチェックしながら歩いた。途中から遊歩道。
物件の前まで４分１３秒だった。

入居中のはずが、どうももう荷物の運び出しは終わっているらしい。不動産屋か大家さんらしき人が電気のついていない部屋の中で、懐中電灯を使って点検をしていた。建物の概観は悪くない。古いのはしょうがないけど。気になったのは、非常にコンパクトな印象を持ったこと。「このリビング・ダイニングは本当に１０畳あんの？」と疑わしいくらい。たぶん、ひょろ長い。

F-siteのときAさんに図面を見せたら、寝室兼個人スペースにしようとしていたカーペットの６畳、窓がどこにもないと指摘された。気づかなかった！リビングから出入りする入り口はあるけど、ほかに窓がない。ベランダから入ってきた風も、たぶんそこでよどむ。相当風通しが悪いぞ・・・。母曰く、妹が昔住んでいた部屋も他に窓がなかったせいで、カビが発生して大変だったとか。うむむ！

でもその物件のすごいところは目の前が遊歩道だってこと。両サイドに桜の木がたくさんあるので、春は桜吹雪が見られるほど、さくらが満開になるところ。しかも物件のすぐ前に桜の木がある。春のベランダは桜ビューなのだ！　しかも遊歩道にベンチが設置してあり、それも部屋を出てすぐの場所。絶好の気分転換場所になるに違いないのさ。静かだし、ベランダは東向きだし、環境は最高。

母は隣の部屋との壁が薄そうだというのを気にしていた。あと家賃(苦笑)
迷ってる両者の間には１万４千円の差があるからねぇ。

実家に戻る母を駅まで見送り、帰宅。図面をみながら迷っていたので、死んだばーちゃんの写真に向かって「どっちがいいんかねー」と問いかけてみたり。でもその後朝までカラオケの影響で猛烈な睡魔に襲われて２時間ほど仮眠。起きてスーパーで買い物をしている最中からなんとなく胃の辺りに違和感を覚え始めた。経験のある違和感なんだよねぇ。膨満感でうえーって感じ。

スーパーから帰宅すると、遊歩道物件を申し込んだ不動産屋の担当さんから電話が。
なんでもあたしと同時に申込書を出したライバルがいるという！だから同時審査になると。「でも内見しなくていいなら、そちらの方を優先するらしいですがどうしますか？」という。　内見しないで決めろだなんて、そんなことあるかい！とおもったんで、「内見はしたいです」と答える。あたりまえじゃ！　風通しわるいかもしれんし、リビングも本当にどうなってるかわからんもん。こっそり概観見てきたもん！　リフォーム前の内見だと、生の状態が見られるという利点もある。どこかが激しく腐食した感じがあったり、カビていたりしたら、それが無かったことにされる前を見ることが出来るんだよね。

そんでさ、内見の前までにダメだったときのための予備物件探して紹介してくれるって話しだったけど、来てないじゃ～ん？なのに「もしものときのために、他の物件も探してご覧になりたいですよね？」と言い出す。最初からそういう話だったろーが(--;　あのあたりの口ぶりから察するに、同時審査になったらフリーランスのこちらには不利に働くのだろうな。そうでなければ内見なしなんて暴挙はしないだろ。

電話を切る。ふへー胃が気持ち悪い・・・・と思った。どんどん調子が悪くなる。胃の中でガスが発生してる感じ。ゲップが出そうなくらい何かが戻りあがってくるけど、出ない。搾り出すような変な感覚が胃を襲う！

「絶対遊歩道物件のことだ！」

と思った。戸建て物件はすでに内見済ませてるし、そのときはなんとも無かったしね。だからこれは遊歩道物件に関する、ばーちゃんからの霊界ブロードバンド通信に違いないのだ。実は遊歩道物件は歳破の方角に位置する。でもゲッツしたらお払いするもん！と思ってた。だからもしかしたら方角悪すぎ！と言ってるのかもしれん。　というより、金銭面を心配して、安いほうにしろ！と言っているのかもしれない(苦笑)

戸建ての２階に決めちゃおうかなぁ。
春の桜遊歩道も捨てがたいけど、商店街の中を散歩するのもいいしね。そっちは通年だし。