SUZUMODE

あるとき、部屋の中であわてて戸締りをして、カーテンをしめようとしたら、レースの隙間から目が見えたんだよ。遠くを見ている風の目だった。それがこっちを見たんだよ！目がゆっくりこちらに振り返ったってわけ。

実はそいつから逃げてきて、もう追いかけてこないだろう。安心だと思っていた矢先だった。そいつを置き去りにして、猛烈な勢いで走って走って逃げてきた。戸締りをして、カーテンを閉めて、電気を消して、気配を消そうとおもってた。だけどそいつはベランダの外でずっと待ったのさ。ずっとそこにいたのさ。こっちが気づくまでじっとしてたんだ。

で、カーテンの柄の透けている部分から、目が見えた。誰だろう？と思ったらゆっくりこちらを向いた。目の部分しかみえないんだけど「逃げようったってそうはいかないよ」と目が言ってた。そいつと目が合った瞬間、恐怖で体が凍りついた！

というもホラー映画並みの夢を今朝方見たんだよね。

「すわ！」とは思わなかったんだよな。