2004年05月07日
父とバトル
帰省している間は持って言ったVAIOのノートPCでモバイルしていたのだが、妹から「おねぇが寝ているときに、おとうがおねぇの部屋に入ってバックの中とかおねぇのマシンとか覗いてたよ」という報告を受けた。
どうやらあたしが何か気になる最新兵器をもってきてないか、極秘調査をしていたらしい(爆)
あたしが布団の中でうだうだしているときも部屋にやってきて、「おまえのこのパソコン、また新しいの買ったの?どうなんだ?」といいながら、こちらの返事を待たずにいきなり電源をいれた。どうするのかそのまま眺めていたら、Administratorのログイン画面をそのまま強引にクリアしようとし、システムに拒否されていた(笑)
よかった。パスワードかけておいて(⌒▽⌒;
まぁメーラーにもパスワードかけてるし、特に不都合があるわけではないけど…。
自分で中が覗けないとわかると、電源を入れたあたしのマシンを放置したまま一旦は退散。
しかしあたしがログインして使用しているとまたやってきて、勝手にマウスで操作しはじめる。スペックが気になっているらしい。
「そのパソコンは前と全然変わってないよ!そんな頻繁に新しいパソコン買えるわけねぇぢゃん!」というが、とにかく気になるらしい。だから「確かペンティアムIIIの850くらいで、メモリは256MBだよ」と教えたのだが、あたしの話なんか信用しないらしい(-_-) システム情報を開いて、クロック数を確認しようとしたが、クロック数だけ出ていないことに憤る父。
「もう3年くらい前のマシンだっていってんじゃん。何がしたいのさ!?」
「CPUがどれくらいか見たいんだが、なんでシステム情報にでてこないんだ!おかしいんじゃないか、このパソコンは」 デター!得意の否定攻撃!!(苦笑)
そういえば以前、うちの母が海外のペンフレンド(そう呼ぶのが当たり前だった時代から手紙を交換している友達がブラジルにいるそうだ)とメールをやり取りするのに、いちいち父親のパソコンの利用許可を取って使うのはナンだし、翻訳ソフトを気兼ねなく使いたいからというので、Win98の古いVAIOノートを譲ったのだが、それがなぜか父の部屋で、父のマシンに囲まれていたのを思い出した。
「おかぁはあのパソコン、頻繁に使ってる?」と聞くと「翻訳ソフトを使うのに一度使ったけど、あとは・・・」という。聞けば父のノートPCが壊れてしまって、代わりに母のノートPCがサブマシンとして使われているんだとか・・・(汗)
つまり、自分の新しいノートPCが欲しいらしい。そして父が言う。
「俺のノートPCが壊れちゃったんで、新しくしたいんだが、おまえが新しいノートPC買ったら、これを俺がもらおうかなと思って」
「新しいノートPCなんて買ってる余裕ないってば!」
「俺がおまえに新しいのを買ってやって、これを俺がもらったらどうかと思ったんだな」
言葉どおりに受け取れば願ってもない展開なのだが、実に非論理的な買い物の仕方である。黙って自分用に最新スペックのノートPCを買えばいいはずでは!?みたいな(爆)
仮にその言葉の奥に、娘に対する愛情が込められているとしても、スペックにうるさいこの父親が、すでに3年も経過している旧型のマシンで満足するはずがないとわかっている娘であるので、のちのち譲ったマシンを非難されるのは目に見えている(爆)
だっておかあに譲ったはずの超古いマシンだって、おまえのあのマシン、時計の機能がおかしいぞとあたしにいうくらいなんだから。だから素直にその矛盾を指摘。だまっておだてて買って貰えば儲けもんなんだけど、いろいろフクザツなのだ。
「非常にありがたい話だけどさ、自分用に新しいの買えば早いと思うんだけど。あたしのは3年くらい前のタイプだし、ビデオ編集をメインとする人にはとてもおススメできないよ」
それでもあたしのマシンのスペックを知りたがる父。
あれこれ触っては目的を達成できないので怒っている。
「ふつーはSONYのソフトがここに表示されるはずなんだがなぁ!」
「あーそれはCとDの2つのドライブに分けて使ってるんだけど、Cドライブが壊れたんで、OSだけ再インストールしたんだよ。しかも付属のSONYのリカバリCDではOSだけ再インストールできない仕様だったもんで、別途単体でWin2000買ってきてインストールしたの。だから中身はSONY純正ではないの。SONYオリジナルのソフトも入れてないし、別物になっちゃってんの。まぁその分余計なものが起動しないんで、かなり快適になったけどね」
「付属のCDでいけるはずだろうが」
「それができなかったの。サポートに電話して確認もとったし」
「それはおかしい!」
「だってそうなんだからしょうがないじゃん。OSだけインストールってできなかったの。全部フォーマットになっちゃうの。それは困る状態だったんだよ。Dドライブのデータ全部温存したくても、全部フォーマットしようとしにいっちゃう仕様だったんで困ったの!」
「そんなことはないだろう!普通はOSだけインストールできるはずだ。俺のマシンはそうだ!」
「別におとうのマシンがどうだっていいじゃん!あたしのはダメだったっていってんじゃん!サポートに電話してちゃんと確認もとったっていってんでしょーがッ!データは助けたかったんだから!ったく!あたしがどうしようと勝手じゃん!」
OSの再インストールをめぐって言い争いになる父と娘。(-_-)
やがてDirectX診断ツールを起動し、プロセッサ情報を得ることができた。
「フーン」という感じで眺めている。自分が持っていたマシンと同等程度だったらしい。
「そんでこのマシンにはDVgateは入っているのか?」
「今は入ってないはずだよ。純正ソフトは大抵Cドライブだから、OSの再インストール時に消えてるはず」
「俺はDVgateを使いたいんだよなー」
「だったら自分が使うときに一旦全部フォーマットして、オリジナルのリカバリCDで全部インストールしなおせばいいじゃん。たしか元はあったような気がするから、それで入るよ。それにディスクきれいになるし、自分の環境作れるじゃん。リカバリ用のCDとかは全部そろってますよ」
「なんだかなーこのマシンは得体が知れないからなぁ」
「得体なんか知れなくないでしょ!OSがMS純正だってだけじゃん!全部フォーマットして付属のCDでインストールしなおせばあっという間に得体は知れます!」
「いや、システム情報にCPUの情報がでないなんてのは、得体が知れないマシンだ」
「もー!わかんないことがあるならこのマシンの型番で検索すればいいじゃん!(怒)」
「おまえ、今そのマシンの資料持ってる?」
「そんな帰省するのに自分のマシンのカタログ持ち歩くわけないでしょ!」
「なんだ。ま、別に今急いで欲しいってわけでもないし」
と言い残し、父は部屋を出て行った。
結局あたしのマシンをひとしきり非難しただけであった。キー!
つーか、かーちゃんのマシンはずっとあのままってことなのか・・・。
投稿者 suzumari : 2004年05月07日 04:52
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コメント
チミのことを「おとー」と呼んでもいいですか(笑)
投稿者 ま : 2004年05月07日 14:11
うちのパパは、「こないだ丸一日セミナー受けたので、パソコンのことは完璧」と言い切る典型的なオヤジヾ(^^;) こないだも、ハハに私の新刊を持ってこさせ、老眼鏡をかけてぱらぱらめくって一言。
「で、風太はどこや?」
守備範囲が違いすぎて、喧嘩にもならん!(笑)
投稿者 赤猫 : 2004年05月07日 18:47
激しくワロタ!>赤猫
投稿者 ま : 2004年05月07日 19:55
Winってシステム情報の表示って一貫性が無いよな。クロック数が出なかったり。そういう大雑把なところが嫌い。Apple System Profileを見習えちゅーの。
投稿者 さ : 2004年05月07日 13:37