2003年09月08日
前十字靭帯断裂の話
たまたまあるキーワードで検索していたら、もう脱毛!じゃない、脱帽!というサイトをみつけた。
突然の風 ~前十字靭帯再建の記録~
この一連の怪我と手術は自分も経験したことだけど、ここまで真剣に取り組んでいる人がいたとは正直驚いた。すごい熱意を持って調べ上げ、記録しています。いやーすごい。サイトを情熱的に作り上げてるのもすごい。
高校2年の春、体育の授業で行われた体力測定の反復横とびで、あと2回、時間内にラインを越えられたら総合Aランクだ!と気合入れて左のラインを踏んだ瞬間、バキっ!という音が体を駆け巡り、声も出ないほどの激痛に見舞われながら、その場にうずくまるしかなかったんだけど、それがそもそもの発端だったんだよなぁ。だけどそのとき通った病院があまりにも説明を怠るところで、「どうせ学生さんでしょ?これからプロのスポーツ選手になろうとしてるわけじゃないでしょ?」といわれて、なんだかわからないまま「ハイ」と答えたら、痛み止めと湿布もらっておしまいだったんだよねぇ。「半月板に傷が入ってる程度」ってことだったけど、今になってみれば、その後長年悩まされた膝のロッキング現象にしても水がたまる現象にしても、前十字靭帯が損傷していたことは間違いなかったわけで。
大学時代、牧場実習の最中に再び痛めて歩けなくなったんで地元の病院で半月板の手術を受けたけど、これまた大ハズレだったんだな。「膝がおかしいのでスポーツができるように治したい」といったのに、一応半月板に傷がついているといわれたことがあるといったら本当に半月板の診察しかしねーでやんの。しかもオペの後、「思ったより状態は悪かったから普通に運動できるようにはならないと思う」くらいの説明で終わったんだよなぁ。あんとき手術した先生の目には伸びきった靭帯が見えていたんじゃないかと思うんだけど。
結局ときどき膝が外れて激痛に見舞われるという状態を繰り返しながら時は流れて2001年の1月1日、初詣に徒歩で出かける途中、上り坂の途中で振り向いたら致命的な外れ方をして、足をつけることすらできないくらい痛くなって、その後本格的にMRI検査をして再建手術にいたるまで、ゆうに15年の歳月が流れてしまっておったとさ!
JR東京病院でMRI検査するまで、前十字靭帯なんて知りもしなかったし。おかげでまともに機能してなかった靭帯は吸収されかかってて、レントゲンでもうすーく申し訳程度に写ってた。しかも15年間常にかばって、まともに走ったりできなかったせいで、左足の筋力なんてなくなりまくってたし。
今は無事に日々を過ごしてるけど、今更運動張り切ったところでぎっくり腰になるのがオチだから、せいぜい駅の階段を駆け上がるとか、信号が点滅している横断歩道を速やかに渡りきれればいいって感じだけど。いずれにしてもまじで医者(病院)選びって重要。
投稿者 suzumari : 2003年09月08日 04:26
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